南九州の郷土料理
4月下旬に南九州を旅していて、よく見かけた「あく巻き」。
道の駅にも必ず売られていましたし、スーパーでは目立つ場所にあく巻きセットなんかも置かれていて、すごく気になったので買ってみました。
あく巻きってなに?
大きさは5センチ✖️20センチくらい。
手に持つとムチッと柔らかく、ずっしりと重たいです。
原材料はもち米と木灰汁のみ。
もち米はわかるけど、木灰汁ってなに?
そもそもあく巻きって?
というわけで調べてみました。
あく巻きとは南九州で端午の節句(こどもの日)の頃に食べられる和菓子のこと。
南九州では柏餅の代わりに、あく巻きを食べる家庭が多いんだとか!
そして木灰汁は木を燃やした灰を水に浸して、その上澄みの部分のこと。
沖縄そばなんかにも使われているアレですね。
あく巻きの味は?
竹の皮に包まれて、ビニールの紐で縛られています。
このビニールテープ、元々は白いやつだけどアクで煮込んでるうちに茶色くなるんだとか。
アク恐るべし。
開けてみました。見事な茶色!
うん。映えません笑。
包丁で切ろうとしましたが、ベタベタとひっついて切りづらい!
本場の方は糸で切ると聞いて、縛られていた紐でカットしてみたらとてもスムーズ。
おすすめです。
なにもつけないと、味はしません
何もつけずに食べてみました。
お団子とゼリーの間のような食感。わらび餅っぽいかな?
苦いのかと思っていましたが、予想に反してほぼ味はありません。
後からほのかな酸味がきます。これがアク?
甘みを足すと、お団子みたい
きな粉や砂糖醤油で食べるのが一般的ということで、試してみました。
あく巻き自体に味がないので、きな粉や砂糖醤油で食べるとちょっと変わったお団子のよう。
美味しいんだけど、最後にくるほのかなアクがちょっと気になります。
好きな人にはたまらないやつなんだろうなぁ。
しょっぱい方が合うかも!
冷蔵庫にデミグラスソースと、スパイスカレーがあったので試しに合わせてみました。
あく巻きに味がないので、もちろん合う!
特にスパイスカレーは、ほのかな後味がスパイスとマッチして、アクが気にならなくなりました!
あくまでも個人的な感想ですが、甘くするよりしょっぱくした方が美味しい!
あく巻き自体は味がないので、色々試してみるのも面白かったです。
見かけることがあったら、一度試してみて欲しい南九州の味。
ごちそうさまでした。
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