北海道以外にある数少ない聖地のひとつ、明治村へ行ってきました。
正門は南の方にありますが、今回は私が回り始めた駐車場がある方の北口・5丁目からご紹介します。
※少しずつ更新していきたいと思いますのでご容赦ください。
5丁目
65・高田小熊写真館
18巻177〜179話に登場。長谷川写真館です。
え?コグマちゃん?と思ったのも束の間。
「オグマ」さんの写真館です。
豪雪地帯の新潟県上越市から移築してきた小熊写真館。
現在でも新潟県上越市高田では、別の建物で小熊写真館が営業されているそうです。
スタジオは2階にあり、自然光を取り入れて写真撮影できる作りになっています。
雪が積もった日には、屋根に上がって雪下ろしをしてから撮影するなんてこともあったんだとか!
かなり傾斜がきついので、普通に考えて危険すぎます。
そして、私はドラマ版「坂の上の雲」も好きなのですが、この写真館は第5回「留学生」で広瀬と真之が褌姿で写真撮影した聖地でもあるのです!
個人的には鶴見中尉の実写化には、真之を演じた本木雅弘氏を推しています。
いろんな意味で大興奮!
長谷川さんのカメラ。この中に武器が隠されているようには見えませんでした。
1階はいたって和風な造り。
当時から写真を修正する技術があったようで、いつの時代も人間の本質はそんなに変わらないんだなとほっこりしました。
定時ガイドに参加すると、普段は立ち入り禁止のスタジオ内や、1階の暗室(真っ暗でびっくり!)なども案内していただけますので、お時間があるなら是非!
63・宮津裁判所法定
9巻85話に登場。
恋に生きる白石が「クーン…」してた裁判所。
判事などの人形もマンガの一コマそのもの。
62・金沢監獄中央看守所
9巻85話に登場。
金沢監獄へ侵入し、看守に見つかる白石のシーンの写真っぽい背景です。
こちらは建物の裏手からの写真です。
今回は入る時間がありませんでしたが、中には熊岸長安がシスターを描いた書信室があるんだとか!
見張り所の目の前にあるらしいので、行かれる方は是非そちらもご覧になってください。
61・前橋監獄雑居房
9巻85話に登場。
なんとここでは白石が入れられた雑居房に、入ることができます!
そう!あなたも脱獄王・シライシに!!
白石ごっこをしようと楽しみにしていましたが、時間が足りませんでした。無念。
行かれる方はぜひ白石になりきって、雑居房に入ってみてください。
52・金沢監獄正門
9巻85話に登場。
「ショーシャンクの空に」の後のコマに登場する門。裏側です。
11月も終わりというのに、夏のように汗ばむ日でした。
4丁目
4丁目は後から戻ってくるつもりだったのですが、時間が足りずに写真がイマイチです。涙。
また必ずリベンジしに行きます。
49・呉服座(くれはざ)
21巻206話に登場。
豊原でアシリパ監督のとったシネマトグラフを上映した芝居小屋。
47・本郷喜之床
建物は作中に登場しませんが、2階に石川啄木がいます。
昔の床屋さんで、2階に石川啄木一家が曲がりしていたそうです。
1丁目
9・森鴎外・夏目漱石住宅
31巻314話に登場。榎本武揚邸として描かれています。
杉元とアシリパさんが座っていた和室。お庭はここから見える風景とは別の場所のようです。
榎本武揚が座っていた縁側。
こちらは森鴎外や夏目漱石が住んでいたことがあるお家。
かの有名な「吾輩は猫である」はこの家での生活がモデルになっているそうで、ところどころ猫ちゃんの置物が置かれていて癒されます。
「坊ちゃん」や「草枕」もここに住んでいる時に発表されたそうで、まるで漱石がそこで執筆しているかのようなお部屋をみるのも楽しかったです。
8・西郷從道邸
20巻198話 鯉登少年の函館の実家外観と書斎
26巻257話 上エ地圭二邸
28巻275~278話 帝国ホテル食堂・個室・金子花枝子邸
西郷隆盛の年の離れた弟・西郷從道さんのお家は、作中色んなシーンに登場します。
1階は自由に見学できますが、2階は定時ガイドに参加しないと、上がることができません。
20巻198話には函館に住む鯉登少年の実家外観として登場。作中にはヤシの木はありません。
入り口から入って右手には、よかにせ・鶴見どんが入ってくる居間。
今にも鯉登ファミリーがひょっこり顔を出すんじゃないかという気になってきます。
食堂は28巻275話に登場。
勇作さんの替え玉となった若き杉元と、花枝子さんがお見合いをした帝国ホテルとして描かれています。
並んでいる食器は、実際に鹿鳴館などで使われていた貴重なもの!
「こんなに貴重なものを並べていて盗まれないんですか?」とガイドさんに尋ねている方がいましたが、幸いそういったことは今まで一度もないそうです。
2階に上がると28巻278話に出てくるツボとテーブルが!
2階にある豪華な暖炉は26巻257話に登場する上エ地圭二邸のもの。
28巻277話では花枝子さんが杉元をズドンと案内したお部屋として描かれています。
実際のお部屋にはベッドはなく、隣のお部屋もお風呂はありません。
杉元が第七師団に投げつけた花瓶と台は、暖炉の隣の部屋の隅にありました。
まとめ
閉館時間が思っていたより1時間早くて、計画が大狂い。
自分のマヌケさを呪いました。
お休みは不定期、季節や曜日によって開村時間が変わるので、訪問前に必ずチェックすることをお勧めします!→営業時間の確認はこちら
明治村はゴールデンカムイの聖地だということを抜きにしても憧れていた場所だったので、とにかく時間が足りませんでした。
ガイドをお願いしたりすると、時間は全く足りません。
1日で回りたい方は、事前にどこを見たいかピックアップして、回り方などシュミレーションしておくのがおすすめです。
今回は北口から回り始めましたが、帝国ホテルのあまりの美しさに、全く動けなくて大変なことになりました。
ドタバタでしたが、見どころが多くてすごく楽しかった!絶対いつかリベンジします。
博物館明治村 詳細
〒484-0000 愛知県犬山市内山 1番地
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